スイスでお仕事ライフ

スイス、チューリッヒで仕事を始めて10数年。職場での日常をつづりたいと思います。

スイスでホームオフィス その2

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コロナのためかれこれ一年自宅でリモート中です。

スイスドイツ語圏で言うホームオフィス。

ホームオフィスが今現在2021年5月、スイスでは義務化されています。

リモートができる状況のオフィスでは、特別な理由がない限り出社してはいけません。

私のいる職場では、支給されているノートブックが壊れた、とか面接がある、とか特別に事情があって、上司に許可された場合のみ出社できます。

ホームオフィスになって困ったこと、それはランチタイム。

職場は7000人くらいいる巨大なビルですが、社員食堂が3か所、その他サンドイッチやスナック類を売るキオスクが5か所ほど、カフェが2か所、その他どこでもテイクアウトしたものを食べられるテーブルやいすがあちこちにあります。

ランチは大体誘い合って、社食やカフェに行ったり、時間がない場合は一人で何か買ってさっとバーで食べたりしていたのに。

自宅で1時間お昼休みがあっても、お料理をして食べていたら間に合いません。

まして会議の合間に30分で何か食べたい!

さあ困った。

冷蔵庫をのぞいても残り物も入ってない。

パンを切ってチーズを挟んでも次の日は嫌になってきます。

会社のキオスクで買った、チキンサラダや、社食のサーモンのパスタが懐かしい。

スイスでは、スーパーに行っても出来あいのものってあまりおいしくないし、種類がないんです。

最近でこそ、チキン照り焼き弁当、なんてちょっと怪しいものもスーパーにならんで、おにぎりなんかも売っているようになりましたが、それもチューリッヒの都会の真ん中にあるスーパーのみ。

私の住んでいる郊外ではそんなものはお目にかかれません。

今までは会社の帰りにさっと寄って買ってきた、日本人パン職人さんの焼くふわふわ食パンなんかも、わざわざ電車に乗ってチューリッヒの中央駅まで出て買いに行くのも、自粛中気がすすまないし。

最近はサラダを前の晩に洗っておいて、チーズやゆで卵をのせて食べたり。

それにしても一人で食べるのってつまらないですね。

あ~、誰かの作ってくれたごはんを、おしゃべりしながら食べたい…

考えてみれば、それが仕事のストレス解消になっていたような。