ちょっとお仕事からお話がそれますが、チューリッヒで、コロナワクチンの接種をして来ました!
4週間後に2回目の予定です。
スイスではコロナワクチンの接種については各州に任されていて、住んでいる州によって接種できる時期、対象グループが異なります。
どこの州も手上げ式で、希望者がシステムや電話で登録、予約をする形で、日本のように接種券の配布はありません。
ここチューリッヒ州では、今年に入ってすぐから、施設に住む高齢者、施設の従業員から始まって、75歳以上の高齢者、医療関係者、高リスクの方、とワクチン接種が進んでいました。
途中計画したようにワクチンが入荷されず、他の人口の少ない州では進んでいるのに、人口の多いチューリッヒ州は後れを取る形となっていました。
が、しかし、65歳以上の方のグループが始まり、リスクのある16歳以上グループ、4月末には50歳以上グループ、そしてこの金曜日には16歳以上のすべての接種希望者が予約できる状態にまで広がりました。
金曜日朝8時半に16歳以上の受付が始まったとたん、希望者が殺到し、システムにアクセスできない状況が続いたようですが、6月からは薬局などでも接種が開始されるそうで、この夏休みまでに全希望者にワクチン接種を、という政府の意向が一応の達成をみたことになります。
私がシステムにアクセスしたときは意外にスムーズに予約がとれ、その時点で5日後にはもう一回目の接種という素早さでした。
仕事を少し早めに切り上げて、会場である市内のメッセに向かいました。
さすがにメッセ会場、一日で4千人のワクチン接種が可能だそうです。
混んでいて待たされるのでは?
待っている間、混んでいたらソーシャルディスタンスが保てないかも?
言葉に未だ不安の残る外国人の私で大丈夫かしら?
などなどちょっとした不安があったのですが、行ってみたらなーんだ。
第一、人はまばらで全然混んでませんでした。
余裕をもって15分前に着いてしまいましたが、
「予約時間の20分より前にはご入場いただけません」
の立て札があり、じゃあ入れるじゃない、と入ってみたら、まず手の消毒、そして空港の入場ゲートのような入り口に、数名の制服を着た方が立っていて、私の予約のプリントアウトをちらっと見ただけで、どうぞ、とゲートを開けてくれました。
下の階に行くエスカレーターを指さして、下へどうぞ、と言われ、下がると、そこでまた別の方が立っていらして、予約のQRコードの入ったプリントアウトを見て、にこやかに、
「H, HeinrichのHですね。そこへいらしてください。」
と言われ、上を見るとコンクリートの柱の上にABC が大きく順に書いてあります。
すぐわかりました。
とても愛想のいい方で、もし私がへ?H??とでも言ったら多分案内してついてきてくださったことでしょう。
そのあと全部で30あるレーンに分かれて案内されます。
そのレーンに沿っていけば、いやでも迷うことなく接種して出られるようになっています。
IDカード、保険証の確認、接種にあたっての質問などありましたが、私のドイツ語で十分。
英語でもいいですか、と言ったら多分大丈夫だったでしょう。
待合室でも椅子が1.5メートルくらいの間隔をあけて並べられてあり、私の心配は無用でした。
注射をして下さった方もにこやかに親切で、終わった後15分待ちましたが、全部で40分で終わり、出てきました。
この日のワクチンはモデルナでした。
自分で選ぶことはできません。
入荷状況によって決まっています。
しかし、スムーズに簡単にワクチン接種していただけて、大感謝。
出口を出て、メッセ会場を振り返り、思わず頭を下げた私でした。
気になる副作用ですが、この日は何も感じませんでしたが、次の日、注射をした腕が痛くなりました。
なんか体がだるいような気もしましたが、なんせそこはホームオフィス。
その辺は気が楽で、休憩時間に横になったり。
一日、普通に仕事をして、そのまた次の日には腕の痛いのも治ってしまいました。
2回目も大丈夫でありますように…