スイスでお仕事ライフ

スイス、チューリッヒで仕事を始めて10数年。職場での日常をつづりたいと思います。

子供にやさしいお買い物

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スイスでお買い物をしていると、子供にやさしいお店がけっこうあることに気がつきます。

うちの近所にあるパン屋さん、子連れで行くと必ずクッキーを一枚、子供の手のひらにのせてくれたものでした。

ライ麦パン500グラム一個3フラン(約350円)買っただけなのに、2人の子供にクッキーを頂いて、ちょっと申し訳ない気分になったものでした。

お肉屋さんに行くと、お肉を注文して包んでくれる間、子供に

「ハム食べる?」

と聞いて、子供がうなずくと、大きな機械でハムを一枚スライスして、子供に渡してくれます。

うちの子はそれが食べたくて、私の手を引っ張って、

「ママ、メツガー(お肉屋さん)に行こうよ。」

と言ったものです。

「ハム頂きたかったら、良い子にしてるのよ。」

と言うと、子供なりに理解して素直に大人しく、きちんとありがとう、も大きな声で言えたりするものです。

時たまお天気の良い日は、土曜日の朝など、マーケットへ新鮮なお野菜を買いに行ったりするのですが、そこでも子供たちに、小さなりんごを、はい、とあげている姿を目にしたりします。

薬局では、子供用に作っているミニサイズの雑誌のようなものやら、グミベアの小さな袋、などなどいただきました。

近所の薬局には、親がお買い物中に子供が遊んで待っていられるように、おもちゃを置いたコーナーがあり、お絵かきやらゲームなどがおいてあります。

昨日薬局に行ったら、子供がそこから離れたがらず、困っているお母様見かけました。

チューリッヒと言えば、Sprüngli(シュプルングリ)という、有名なコンフィセリーがあります。

駅なかや空港など、いたる所にお店、カフェを併設したお店もあります。

チョコレートは言わずもがな、ケーキやサンドイッチまでなんでも美味しいですが、このお店のいちおし!

Luxemburgerli(ルクセンブルガリ)、というマカロンがあります。

いわゆるマカロンより一回り小さく、色々なフレーバーがそろっていて、シャンパンが入ったものや、季節の果物の味などなど。

お店に行く度、季節に合わせた新しいフレーバーが出ていて楽しめます。

チューリッヒへいらしたら、これはマストです!

このお店でこのルクセンブルガリを買う時、子供を連れていると、一つお味み!と言って、どのフレーバーが良いか聞いて子供の手のひらに一つ載せてくれるのです!

これはちょっと贅沢なお味みですね。

先日、もう私より背の大きい息子とたまたまお店の前を通った時、二人で顔を見合わせ、

「ルクセンブルガリ買っちゃおうか?」

と言い、ついついお店に入ってしまったのですが、息子と私にまで、ひとつづつ下さいました!

「え~、私にも?」

と思わず言ったら、お店の方、微笑んで、

「大きなお子さんも好きですよね、ルクセンブルガリ。」

はい、大好物デス。

そうでなくてもストレスの多いお子様連れのお買い物、少しでもラクにしたいですよね。

ショッピングセンターやスーパーなどで、泣きながら大騒ぎするお子さんを見かけると、うちの子ではない、とわかったいても今だにドキッとしてしまいます。

うちの子でなくてよかったあ(笑)…