スイスでお仕事ライフ

スイス、チューリッヒで仕事を始めて10数年。職場での日常をつづりたいと思います。

スイスにて思うこと

    

実は私、今年で、スイスに滞在した年数が、生まれて育った日本に住んでいた年数と同じ数になったのです…

渡瑞する前に数年間、米国と英国にもいたことがあるので、その年数を引いてですけれど。

思えば遠くへきたもんだ〜

結婚して渡瑞して来たのですから、長く住んで当然なんでしょうけれど、正直こんなに長くスイスにいる事になるとは、思ってもみませんでした。

当時は、環境変わって良いかも、くらいのノリで来てしまったような…

悲しいかな、未だドイツ語は完璧には程遠く、スイスの歴史、政治経済に至っては、知らないことばかりです。

最近では、ちょっとしたメールを書くのにも、子供たちに

ドイツ語これで間違ってない〜?

って聞いたり。

考えてみれば、子供たちより私の方がスイスに長いんだわ!

幸い就職してお仕事をさせてもらっているので、あまり疎外感なども感じずに毎日暮らしています。

子育ても経験して、慌ただしく忙しく、スイスがどうだとか考える間もなかったのかもしれないけれど。

子供がいると否応なしに、地域に溶け込まざるを得ないですものね。

子供たちが成人して手のかからなくなった今でも、近所のスーパーで旧ママ友にばったり会って立ち話、とか。

近所の薬局に行ったら、息子のお友達が見習いとして、仕事をしていて、

あら〜

なんて話かけてしまったり、なんてことも。

以前暮らした米国では、数回ほどあからさまな差別を味わったことがありました。

小さな子供から石を投げられたこと(涙)…

田舎の町のダイナーで、いつまで座っていても注文を取りに来てもらえず、はっと気が付いて店を後にしたこともありました。

ま、でもこれは小さな田舎町でのことです。

米国は広いですからね。

どこもかしこもニューヨークやロサンゼルスではないですから。

初めてお友達になった地元育ちのルームメートは、私に会うまで有色人種を見たことがなかった、と言っていました。

(一体いつの時代でしょうねえ…)

ま、仕方ないでしょうね。

それでも米国は、懐の広い国だと感じて帰国しましたが。

スイスで、(英国でも…)こんな差別は今まで一度も受けたことはありません。

今やスイスでは、4人に一人が外国人だそうです。

ユーゴスラビアや、今はウクライナ、なんでしょうね。

戦争で移民してきた人が多く、子供たちの学校などでも、それなりに問題もあったので、私の様なアジア人に構っている暇はなかったのかも知れません。

子供たちも、もちろん些細な事はあったけれど、あまり気にせず、周りに恵まれて育ってきたと思います。

スイスでも、もちろん都会と田舎の違いは、あると思いますけど。

田舎の町で、外国人の少ない所だったらやっぱり違っていたのかなあ?と思うことはあります。

この先どこまでゆくのやら〜

徒然に、そんなことを考えながら、チューリッヒの中央駅で電車を待っていたら、

「すみません。33番線って、どう行くんですか?」

それから、

「ドイツのコンスタンツへ行くんだけど、ここで電車待っていて良いのかな?」

そして、

「この電車のチケット、窓口で買ったんだけど、スタンプしないといけないんでしょうか?」

はあ…

立て続けに数人の方の案内をする羽目に。

私、ものすごく頻繁に、道や電車を聞かれたりするのです。

チューリッヒ空港駅なんかに立っていようものなら、まるで案内係です(笑)

いっつも思うのですが、どうして、私のような外見まるっきり外国人に道を聞くのでしょう?

スイス人の不思議…