年末年始のお休みも終わり、ここチューリッヒでは、明日から学校も始まります。
例年にない暖かさで、スイスでは雪がなく、スキーも出来ないようです。
温暖化、のせいでしょうか。
日本にいる友人から年賀状を数枚頂いたりして、日本のお正月に思いを馳せたりしました。
私は東京育ちですが、両親は田舎の出身で、親戚もその田舎に大勢います。
ここ数年はコロナで、田舎に帰って親戚周りやお墓参りなどできなかったこともあって、私の存在は忘れられてしまっているようです。
スイスのチョコレートを送ったりしても、ハガキ一枚来ることもありませんでした。
海外の住所を書くのが大変で、お礼状が出せないので、ありがとう、と伝えてほしいと母に電話があったそうです。
かえって迷惑だから、もうやめなさい、と母に諭されました…
そもそも結婚して、スイスに来た時点で、父方の方の親戚では、Hamako=バッテン、没、とされてしまっていますから(笑)…
仕方ないです。
私はそれでいいのですが…
母は東京で一人で生活しています。
幸い健康で、身の回りの事は自分でできる状態ですが、いつどうなるか、高齢なので心配です。
母の姉妹が田舎にいるのですが、同居している息子夫婦に反対されて、東京にいる私の母に会いに来ることは出来ない、と言って電話だけ来るとか。
未だにコロナがあって、周りへの遠慮から、田舎へは帰れない、と言うことを聞いたりすると、なんかため息出てしまいます。
マスクなしではゴミ出しにも行けない、と母もつぶやいています。
スイスではコロナもう終わっていますから。
過去形です。
スイスの義母はさらに高齢ですが、コロナワクチン5回目こそしたものの、今はマスクもせずに地域のイベントに参加したり、高齢者グループのバス旅行に一緒に出掛けたり。
何かあった時は、すぐに施設に入れるよう、申し込みだけはもうしているのです。
いつまで一人で生活できるか…
でも直接母に、
「一人で生活できなくなったら、どうしたいか?」
なんて聞けません。
そうでなくても、電話する度、里帰りする度、言われているのです。
「あなたの言い方、キツイから気をつけなさい。」
スイスに行ってからキツクなった、と…
遠く故郷にいる親の介護って、皆さまどうされていらっしゃいますか?
ああ、わが父母いかにおわす…